8/18は全国学校ギター合奏コンクールが横浜みなとみらい大ホールで行われました。
私たちの指導する北杜高校ギター部も毎年参加しています。
この日は朝6時に集合し、学校の中庭で練習してから移動になりましたが、、、寒いのなんのって。
つい先日まで35度を軽く越えていた日が続いたので免疫も落ちていたのかもしれません。朝の気温は車の温度計で22度でした。そりゃーさむいっ!!
今年の生徒数は56人。講師や顧問の先生が6人いますので大変大所帯です。
山梨に3台しかない大型バスを借りても乗り切らないためワゴン車も追加で大移動です。
昨年はギターを忘れたり、前日に表面板が割れたりするハプニングで泣き出す生徒もいたりで今年はどうなるかとドキドキしながら会場へ。
1年生はギターを始めて3,4ヶ月の子がほとんどで、しかも初の大舞台。
緊張しないわけがないですね。。。
ちょうど一週間前の合宿では本気モードにならなかった子もたくさんいました。
緊張感がないというか。1年生はまだよく状況が理解できない期間ですから無理もないです。
それでも過密スケジュールの中、2,3年生は1年生をよく引っ張ってくれました。
最終調整のリハーサル室での緊張感、音の立ち上がり、音圧。
圧倒されるものがありました。ここ1週間でこんなにも成長するのかと。
写真で指揮を振っている方は有坂さんといって20年北杜高校ギター部のサウンドを創り上げてきた立役者です。
アンダルシアギターアンサンブルでもお世話になっています。
有坂さんは今年で引退宣言をしています。
そのせいか生徒たちの心にも熱く燃えるものがあったのでしょう。
本番はリハーサル室での練習よりもさらに心惹かれるサウンドでした。
まず課題曲は繊細に立ち上がるイントロはゾクゾクするほどでした。
ダイナミックな部分も息があっていて粒ぞろいも良かったです。
ほかの学校も同じ課題曲に挑戦しましたが北杜高校は他の学校より頭ひとつ出ていた気がします。
自由曲は「ファンタスマゴリア」というピアノの曲を有坂さんが編曲しギター譜にしたものです。
第一音から迫力あるキレッキレのサウンド。無双モード突入です。
次にしっとりとした音色でダイナミックレンジを一気に広げます。
情熱的や現代風な情景を乗り越え最後の一音がそろったときには感動が収まりませんでした。
演奏を終えロビーに行くと2,3年生は号泣しています。これは毎年恒例なのですが、あんなにクールだった一年生も号泣していました。
きっと、わけのわからない入部から今日までひとりひとり大変だったことでしょう。なんとなく入った部活がこんなにも人を動かすのかと熱い思いがこみ上げてきたと思います。
僕も泣いちゃいますね。。。
忘れてならないのが3年連続最優秀賞を勝ち取っている相模原中等教育学校です。部員数なんと111人!ギター暦も中高一貫ですので5年です。普通の学校は2年ちょっとですが。
もう音の出方が違いますね。
それはすごいに決まっていますが、何より入部したての1年生(おそらく最後列)の子達も一生懸命上級生に負けない弾きかたをしていました。
ついこの間までランドセルを背負っていたとは思えない気迫が感じられました。
結果北杜高校は金賞プラス審査員特別賞でした。
最優秀は4年連続で相模原中等教育学校です。(ちょっと反則な気がしますが。。。言ってしまうと負け惜しみになりますね)
来年は部員数もこれより多くなることだと思います。トラブルも多そうですが。
最優秀賞を目指してがんばっていきます!
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